私はかつて、手軽な気持ちで受けた美容医療によって、想像を絶する苦しみを経験しました。顔の特定の部位にヒアルロン酸を注入したのですが、数日後から腫れが引かず、痛みと熱感が続くようになりました。最初のクリニックに相談しても「様子を見ましょう」と言われるばかりで、不安だけが募る日々。鏡を見るたびに自分の顔が変わっていくことに絶望し、人前に出ることも億劫になっていきました。食事も喉を通らず、夜も眠れないほど精神的に追い詰められた私は、藁にもすがる思いで「美容医療後遺症外来」をインターネットで見つけました。正直なところ、最初は半信半疑でした。本当に私の悩みを理解してくれる専門医がいるのだろうか、と。しかし、初めて後遺症外来の門を叩いた時、私の疑念は少しずつ晴れていきました。診察室に入ると、医師は私の話を遮ることなく、最初から最後まで熱心に耳を傾けてくれました。これまでの経緯、症状の経過、そして私が抱える不安や苦痛を、時間をかけて丁寧に聞いてくれたのです。そして、私の顔の状態を詳細に診察し、これまでの治療内容や使用された製剤の種類について詳しく質問されました。その上で、私の症状が感染症によるものである可能性が高いこと、そしてどのような治療が必要かについて、専門的な知識に基づきながらも、私にも分かりやすい言葉で説明してくれました。それまで「大丈夫」の一点張りだった前のクリニックとは異なり、私の症状に対して真摯に向き合ってくれたことに、私は深く安堵しました。治療は点滴による抗生剤の投与から始まりました。同時に、炎症を抑えるための内服薬も処方され、数日間、通院して治療を受けました。治療期間中は、不安なことや疑問に思ったことを看護師さんに質問すると、いつも優しく的確なアドバイスをくれました。精神的なケアも手厚く、このクリニックを選んで本当に良かったと心から思いました。徐々に腫れは引き始め、痛みも和らいでいくのを実感した時、私は深い安堵のため息をつきました。数週間後には、顔の状態はほぼ元通りになり、元の自分を取り戻すことができました。
美容医療後遺症外来の現実とは?患者が語る回復への道のり