美容皮膚科医が教える痩身ダイエット方法

2025年12月
  • 美容医療後に悩む方へ!後遺症外来の選び方

    医療

    美容医療を受ける人が増える一方で、残念ながら予期せぬトラブルや後遺症に悩むケースも少なくありません。特に、一度美容医療を受けてから症状が悪化したり、新たな不調が現れたりした場合、どこに相談すれば良いのか分からず途方に暮れてしまう方もいるでしょう。そんな時に頼りになるのが「美容医療後遺症外来」です。この外来は、美容医療が原因で生じた様々な身体的・精神的な不調に対して専門的な診断と治療を提供する場所ですが、その選び方にはいくつかのポイントがあります。まず、最も重要なのは、その外来がどのような症状に対応しているかを確認することです。例えば、注入系のトラブルによるしこりや感染症、レーザー治療後の色素沈着や瘢痕、手術後の左右差や変形、神経損傷による麻痺や痛みなど、後遺症の種類は多岐にわたります。そのため、ご自身の症状に特化した治療実績があるか、あるいは幅広い症例に対応できる体制が整っているかを確認することは非常に重要です。次に、医師の専門性と経験も重要な判断基準となります。美容医療後遺症外来の医師は、単に美容外科医としての知識だけでなく、皮膚科、形成外科、内科など、様々な分野の知見を持つことが求められます。なぜなら、後遺症の中には、一般的な美容医療の知識だけでは診断や治療が難しい複雑な病態も含まれるからです。特に、難治性の後遺症の場合、複数の専門分野の医師が連携して治療にあたるケースも少なくありません。そのため、医師の専門資格やこれまでの臨床経験、学会での発表実績なども参考にする価値があるでしょう。さらに、カウンセリングの質も後遺症外来を選ぶ上で見逃せないポイントです。後遺症に悩む患者さんは、身体的な苦痛だけでなく、精神的な不安や葛藤を抱えていることがほとんどです。そのため、医師やスタッフが患者さんの話を丁寧に聞き、共感し、納得のいく説明をしてくれるかどうかは、治療に対する信頼感や安心感に直結します。一方的な説明ではなく、患者さんの疑問や不安を解消するための時間を十分に確保してくれるか、治療のリスクや費用についても明確に説明してくれるかなどを確認しましょう。また、治療方針についても事前にしっかりと確認しておくことが大切です。