脱毛を決意したのは、長年のコンプレックスだった腕の産毛をなくしたかったからです。最初はエステサロンの光脱毛に通い始めました。数回通ううちに、少し毛が薄くなったような気はしましたが、しばらくすると、以前よりも明らかに濃く、太い毛が生えてくるようになったのです。これが、脱毛の副作用として稀に起こる「硬毛化」という現象でした。産毛をなくすはずが、逆に目立つ毛を増やしてしまうという最悪の結果に、私は絶望的な気持ちになりました。サロンに相談しても明確な解決策はなく、途方に暮れていた時にインターネットで出会ったのが「硬毛化にはヤグレーザーが有効かもしれない」という情報でした。藁にもすがる思いで、私は医療脱毛クリニックのカウンセリングを予約しました。医師の診察で、私の症状は典型的な硬毛化であると診断されました。そして、硬毛化が起こる正確なメカニズムは未だ完全には解明されていないものの、中途半端な弱い刺激が毛根を活性化させてしまうことが一因と考えられており、その対策として、毛根を完全に破壊できる高出力の医療レーザー、特に深達性の高いヤグレーザーが有効な選択肢であると説明を受けました。私は、最後の望みをかけてヤグレーザーでの治療を開始することを決意しました。初めてヤグレーザーの照射を受けた時の痛みは、光脱毛とは比べ物にならないほど鋭く、体の奥に響くような感覚でした。しかし、それは同時に「今度こそ、この頑固な毛根に効いている」という期待を感じさせる痛みでもありました。施術後、肌は赤みを帯びましたが、丁寧なアフターケアの指導を受け、数日で落ち着きました。そして、1回目の施術から2週間ほどが経った頃、驚くべき変化が訪れました。硬毛化してしまったあの憎き毛が、ポロポロと抜け落ち始めたのです。その後も、2ヶ月に一度のペースで照射を続けました。回数を重ねるごとに、毛は確実に細く、そして少なくなっていきました。5回の施術を終える頃には、硬毛化する前の産毛の状態よりもさらに綺麗な、ほとんど目立たない状態にまで改善することができました。硬毛化という予期せぬトラブルは、私に大きな精神的苦痛を与えましたが、ヤグレーザーという確かな技術との出会いが、私をそのトンネルから救い出してくれました。脱毛の副作用に悩んでいる方は、決して諦めないでください。